やー、買っちゃいましたよ。
週刊誌の広告ページにやられちゃったんです。
「龍馬に学べ? いや、シャアでしょ」
おぉっ!・・・と、思いますよねぇ。やっぱ。
内容は、と申しますと・・・要はシャア・アズナブルという御仁が、生まれてから歴史の表舞台に立ち、そして“史実”から消え行くまでの偉人の軌跡なんですよ!
トーゼン、架空の人物です。
アニメの中の人です。
“史実”なんて書きましたが、あくまでも『ガンダム』のなかの【宇宙世紀】と言う、それこそ架空の歴史であります。
にも拘らず、私たち『ガンダム』の世界を愛して止まない者達にとって、【宇宙世紀】とは現実にあった“史実“なんですよ!
主人公アムロ・レイの“ライバル”という立ち位置のシャア・アズナブルが、これ程までに人々(ガノタ)の心を捉えて止まないのは、この人物があまりにも人間臭く、そしてカッコイイからなんですよね。
確かに、この男の人生には学ぶべき所が沢山あるように思います。それは彼が「成功することがなかった男」・・・だからではないでしょうか?
「成功」の定義はとても難しいものです。
富を得たとか、有名になったとか、夢を実現したとか・・・。
「成功」とは客観的に語られるものですが、その実、本人にしか答えを出すことが出来ないものでしょう。
では、ここでの「成功することがなかった男」とは、もちろん私個人の主観であり当人であるシャア・アズナブルが認めたことではありません。
しかし、彼の人生をその言動と共に振り返った時、少なくても本人が成功を自覚していたようには思われないのです・・・。
で、
その「成功」のない人生からいったいなにが学べるのでしょうか?
それは、
何故、敵であるザビ家の尖兵として【一年戦争】を戦ったのか?
何故、アクシズに在って主導権を握り得なかったのか?
何故、『ダカールの日』まで自らの身分を明かさなかったのか?
何故、ハマーン・カーンとの戦いに自分で決着を着けなかったのか?
何故、もう一度アムロ・レイと戦うことを選択したのか?
・・・・・・この「何故?」の部分にこそ、彼から学ぶヒントが隠されているような気がします。
多分、どんな偉人の伝記を聞かされたとしても、結局受け取る側の捉え方次第でしか学ぶことは出来ません。
その為、あえて結論を個人の中に封じておくべきであると思うのです。
十人十色で、彼から教わることが多く、そしてかなりの割合で差異があるでしょう。
そうして各々が掴んだ何か・・・その後にエピローグの最終行の言葉を当て嵌めて頂きたいと思います。
「ゆえに、人間シャア・アズナブルは今なお、我々を魅了してやまない。」
と。
著者の皆川ゆかさん、大変素晴らしい作品を有難う御座いました!
でわっ
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