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2006年11月20日 (月)

「ベルセルク」  最新31巻

ベルセルク (31) Book ベルセルク (31)

著者:三浦 建太郎
販売元:白泉社
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 もー一月近く前に発売されています・・・。

 連載中の「ヤングアニマル」を欠かさず読むように心掛けているもんですから、展開には余り感動がありませんでした。

 その上、どんどん強くなる「ファンタジー色」に毒気を抜かれてしまい、ワクワク感にも陰りが見え始めております・・・。

 私はどんな作品を読んでも、

 「ハッピーな展開になればいいのに。」

と、お気楽平和主義者の発言をする、所謂「偽善者」であります。

 しかし、この作品に対する感情だけは少々変わっておりまして、出来ることならばもう少しだけ「凄惨な苦しみ」を見せて欲しいのです。

 一巻から三巻までの、文字どうり「絶望」の展開。

 「黄金時代」の、一瞬の輝き。

 「蝕」前後の破滅の地響き。

 「グリフィス」受肉に至る「キャスカ」の崩壊した精神・・・。

 全てに共通する、儚げで物悲しい作品の旋律が、私は何よりも好きでした。

 然るに、

 最近はどこか随所に「笑い」や仄々とした「安らぎ」が鏤められています。

 緊張感が抜け落ちてしまい、「ガッツ」の旅の先にある大きな希望がどこかわざとらしく感じられてしまうのです。

 ともあれ、未だ決着の方向性は見出せません。「疑問」や「謎」も数多く残されたままです。

 私はこの作品を最後まで読み続けるでしょう。次回を心待ちにしながら・・・。

 しかし出会ったばかりの頃、私の胸を鷲摑みにした、あの途方もない衝撃はどこかに行ってしまったようです。

 少しばかりの寂しさを抱えつつ、ボヤキを終わりにいたします。

 でわっ

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